東京大学のインドネシア人学生。夢、壁、そして実際の話

少し率直に伺います。Google で「東京大学」と入力し、世界ランキングを見て、予算にまるで合わないメニューを読んだような気持ちで、そっとタブを閉じたことはありませんか。でも、お待ちください。毎年、インドネシアの学生が実際に 東大 の講義室に席を得ています。その多くは並外れた天才ではありません。きちんと、そして早くから準備した普通の人たちです。
日本の人が単に東大と呼ぶこの大学は、たしかに入るのが難しい。しかし「難しい」は「不可能」ではありません。たどり着く人とそうでない人を分けるのは、生の才能ではなく、たいてい戦略です。落ち着いて整理していきましょう。
入り口はいくつあるのか
留学生の場合、主に次の2つのルートがあります。
- 奨学金のルート。日本政府の 文部科学省奨学金 など。学費に加えて月々の生活費が支給されます。
- 私費のルート。直接出願し、自費でまかないます。入学後に JASSO の給付など、ほかの支援を目指すこともあります。
留学生の学部入学では、日本留学試験(EJU) が鍵のひとつです。学力と日本語力を測る共通試験です。高い EJU の成績と、説得力のある 推薦状 の組み合わせが、扉を開く切符になることが少なくありません。
なぜ語学が最初の鍵なのか
語学は渡航前の1年で詰め込めると思っている学生が大勢います。実際には、東大で成功したインドネシアの学生は、たいてい早い段階から日本語を学び始めています。なぜそれほど大切なのでしょうか。
- 日本語で行われる課程は JLPT N2 以上 の力を前提とします。これは数ヶ月ではなく、数年かかります。
- PEAK のような英語で学べる課程がある場合でも、日常生活、アルバイト、友人関係は、日本語が話せるほうがはるかに楽になります。
- 語学を早く仕上げておくと、出願の時期に試験と実績の準備へ集中する余裕が生まれます。
名門大学は天才だけのものではありません。早くから準備を始めた人のためのものです。
誰も教えてくれない課題
入ることと、そこで力を発揮し続けることは別の話です。インドネシアの卒業生がよく挙げる、現実的な課題をいくつか。
- 高い学業水準。演習では自立していること、批判的であること、発言することが求められます。
- 誰も手取り足取りは教えてくれない、速く自律的なキャンパスの文化。
- 東京 の高い生活費への適応。多くの学生が、留学の在留資格の範囲(週28時間まで)でアルバイトと両立しています。
- 望郷の念と、認められたいという重圧。とくに最初の数学期に。
よい知らせは、経験した人がほぼ一様にこう言うことです。ぎこちなさは時間とともに消え、まさにその課題こそが自分を形づくった、と。
語る力のある実績を築く
成績は大切ですが、東大は、ほかの日本の名門大学と同じく、数字の先を見ます。強い実績には、一貫性と明確な方向性が表れます。
- 学業上の成果。とくに志望する専攻に関連する分野で。
- 資格集めではなく、本当の関心が見える活動、小さな研究、個人の取り組み。
- 誠実で具体的な志望理由。なぜ東大か、なぜその分野か、なぜ自分なのか。
要するに、狙いの定まった出願は、あらゆる大学に手当たり次第に出す出願に勝ります。
読んでみて、わくわくするような、こわいような気持ちになったなら、それはごく自然で、真剣である証です。すべてをおひとりで組み立てる必要はありません。Nakamura Study Japan のスタッフは、語学の計画づくり、ルートの選択、出願書類の整理を、多くの学生とともに進めてきました。迷っていらっしゃるなら、まずはご相談ください。無料です。東大への最初の一歩は、その会話から始まるかもしれません。


